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サマースクール開催のお知らせ

会員のみなさま

進化経済学会ではオータムカンファレンスに先立ちまして、サマースクールを本年も開催いたします。これまで、進化ゲーム理論、経済学史、数理社会学といった進化経済学となじみの深い領域における新進気鋭の研究者の報告を、若手研究者(自称含 む)向けに提供して参りました。今回は、地域経済論に焦点をあてまして、2名の研究者をお招きし研究報告をお願いいたしました。

懇親会もご用意しておりますので、ふるってご参加下さい。

懇親会の都合等ございますので、サマースクールに参加を希望される方は、下記連絡先にご一報下さい(9/10まで)。もちろん当日飛び入り参加も歓迎いたしますが、懇親会の人数調整などでご希望に添えない可能性がある点、ご容赦下さい。

サマースクール担当
小山友介(芝浦工業大学)
小川一仁(関西大学):受付担当kz-ogawa@kansai-u.ac.jp<--お申し込みはこちらまで
吉野裕介(京都大学)


日時:2012年9月14日午後2時より
場所:中央大学多摩キャンパス2号館4階研究所会議室4

第一報告者 午後2時10分から午後3時40分
宮崎 義久 小樽商科大学商学部学術研究員 
論題:「北海道経済と地域通貨」

第二報告者 午後4時から午後5時30分
厳 成男 福島大学経済経営学類准教授
中国の社会主義市場経済システム理解する―レギュラシオン理論に基づく解釈―

報告要旨

世界の工場から世界の市場へ転換しつつある中国における経済成長は,2008年以降の世界金融危機の衝撃のもとで停滞を続けている世界経済の牽引役となり,中国経済が世界および近隣アジア諸国経済に及ぼす影響はますます大きくなっている。今日に至る急速な経済成長と社会発展の背景には,社 会主義市場経済システムの構築に伴う中国式の国家的調整の積極的な役割がある。とりわけ「国家
主導に基づく意図的な市場的調整と制度的調整の役割 拡大」という三つの調整様式の結合が,1990年代以降における中国の輸出主導型成長を支え,国民所得の上昇と生活レベルの向上を可能にした。本 論文の目的は,1990年代以降の中国における輸出主導型経済成長と社会発展を支えた国家的調整メカニズムをレギュラシオン理論に基づいて解釈す ることである。具体的には,市場的調整や制度
的調整とは異なる中国における国家的調整メカニズムの特徴と役割を,1990年代以降の輸出主導型成 長,「先富論」から「均整成長」への発展戦略の転換,および2008年以降の四川大地震からの「奇跡的復興」との関わりの中で説明する。