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大会報告集の著作権委譲

会員の皆様

進化経済学会では2001年の総会におきまして、EIERや大会報告集などに掲載する原稿に関して、著者が学会に版権を委譲する決議がなされました。ただし、版権の委譲が行われても、原著者のみなさまが他誌・他出版物へ転載される場合、届出があれば、学会は許諾しますし、大会報告集につきましてはその届出も不要であると、この決議に記されています。

さて、この度、会員の方から、「版権」という言葉は現在の著作権についての法律用語ではないから「著作権委譲」という解釈は無効ではないか、とのご指摘を頂きました。

事務局としましては、「転載の届出」「許諾」という手続を定めているEIERなど出版物(大会報告集を除く出版物)の原稿については、その版権の委譲は、 その著作権の委譲であると解釈できると考えます。

その一方、「転載の届出」「許諾」という手続を定めていない大会報告集の原稿については、実質的に著作権の委譲は 行われていないという解釈もありうるかもしれません。このあいまいな点については、今後の、理事会、総会において明確にしたいと考えています。

ただし、大会報告集の原稿について、実質的に著作権の委譲は行われていないと解釈する場合でも、以下の理由により、原著者の皆様がもつ著作権を、学会が不当に侵害したことにはならないと考えています。報告集用の原稿募集に応じて原稿を大会実行委員会にご送付いただいているわけですから、これは報告集での利用の許諾を前提とする行為だと解釈できるからです。そして、大会実行委員会が行ってきたことは、著作権者のこの利用許諾にもとづいて、大会報告集の原稿として利用させていただく以上のことではありません。

私ども事務局としましては、来春行われます次の理事会および総会において、2001年の決議の文章を、現在の著作権法の用語にもとづく、明確なものに改善したいと考えています。

不十分なところは改め、よりよい進化経済学会のための環境作りを目指してまいりますので、なにとぞご理解、ご協力くださいますよう、お願い申し上げます。

進化経済学会事務局
吉田雅明  拝