7月18日(水)進化経済学会「企業・産業の進化研究会」「有用効果Nutzeffekt概念によって『資本論』が提起している問題意識」

みなさま
 
いつも大変お世話になっております。
来る2018718日水曜日に開催されます進化経済学会の部会活動「企業・産業の進化研究会」につきまして下記の通り案内申し上げます。
ご出席の方は事前に明治学院大学・岩尾俊兵(iwao@eco.meijigakuin.ac.jpまでご返信いただけますと幸甚にございますが、当日飛び入りでの参加も大歓迎でございます。
ご多忙のところ恐れ入りますが何卒よろしくお願い申し上げます。

■日時:718日(水) 1830~20:00
■場所:東京大学ものづくり経営研究センター
   東京大学経済学研究科 学術交流棟(小島ホール)5
地図: 添付ファイルをご参照ください>

■研究発表

<発表者>
佐武弘章 氏(福井県立大 名誉教授)

<発表タイトル>
「有用効果Nutzeffekt」概念によって『資本論』が提起している問題意識

<発表要旨>
 『資本論』研究で見過ごされてきた概念に「有用効果Nutzeffekt」があるが、この概念の基本規定は、商品の一要因の「使用価値の形態変化」したものとされている。

商品の使用価値は「有用物」であり、重量も計数単位もある現物世界であるが、高度資本主義社会の先端は、サービス化・情報化に象徴されるように、重量や計数単位の不明確な世界に入っている。「有用効果」概念は、19世紀の資本制生産様式の現実を前提して、将来の高度資本主義社会にどう接近するかの一つの布石と理解される。現代の時点で再検討すべき課題と考え、そのたたき台を提案したい。

<発表時間>
18
302000(終了時間は目安)(質疑応答を含む)

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Shumpei Iwao, Ph.D.Junior Associate Professor
International Business Division, Faculty of Economics, Meiji Gakuin University
E-mail: iwao@eco.meijigakuin.ac.jp
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