11/12「制度と統治」部会:金森絵里著『原子力発電の会計学』合評会
進化経済学会会員の皆様
関西大学の北川亘太と申します。
少し先の話になりますが、11月12日(土)の「制度と統治」部会の開催をお知らせします。
本年3月、立命館大学の金森絵里先生が『原子力発電の会計制度』を出版されました。
この本では、実務的な運用面と会計学や周辺の社会科学の理論的な視点の双方から、「実際の原発政策には、非科学的で非合理的な部分が存在する」(帯文)ことを解明したことです。理論的な観点では、「制度と統治」部会でも関心をもってきた価値づけ研究やアクターネットワーク理論も用いられています。そこで、本研究会では、価値や制度の社会的構築を捉えるための諸理論の意義やその社会的構築における言説の役割(という、かなり分かりにくいけれども重要そうなもの)を、原発会計という具体的なテーマのもとで検討していきます。それによって、私たちの理論を発展させるための着想や素材を得たいと考えています。
本研究会では、著者の金森先生をお招きして、まずは金森先生ご自身から、批判会計学や会計社会学、そして、ご自身の本での事例研究の経緯や見どころを紹介していただいたあと、評者二人(山本・除本)が、上記のような関心で検討を行います。皆様のお越しと全体討論へのご参加をお待ちしております。
金森絵里著『原子力発電の会計学』(中央経済社、2022年)合評会
書籍情報 https://www.biz-book.jp/isbn/978-4-502-41511-1
日時:2022年11月12日 (土曜日) 14:00~17:00
会場:阪南大学あべのハルカスキャンパス
(あべのハルカス23階)
14:00~14:45 報告: 金森絵里(立命館大学)
「原発会計の内と外-イギリス批判会計学派のアプローチから-」
14:45~15:30 評者1:除本理史(大阪公立大学)
「原発会計をめぐるレトリック」
15:40~16:10 評者2: 山本泰三(大阪産業大学)
「計算/価値づけ論の射程について-『原子力発電の会計学』を手がかりに-」
16:10~17:00 全体討論
なお、コロナ感染予防対策のため、会場入り口付近でアルコール消毒を済まし、受付カウンターでの検温をお願いします。
その際、来訪者確認表への記入をお願いいたします。
研究会終了後、会場付近にて懇親会を予定しております。
参加していただける方は企画者の北川亘太(kota.k@kansai-u.ac.jp)までご連絡ください。(11月2日(火)〆切)
オンラインでご参加の方へ
ZOOMのURLは下記の通りです。
トピック: Zoom meeting invitation
時間: 2022年11月12日 01:45 PMから
https://kansai-u-ac-jp.zoom.us/j/91456852188?pwd=and6VUhKRkhyTEp2bm1jaWlKSUNxdz09
ミーティングID: 914 5685 2188
パスコード: 870194
本研究会のチラシを添付します。
本研究会の企画者
北川亘太(関西大学 経済学部)
「制度と統治」部会 事務局:立教大学経済学部 厳成男研究室
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厳 成男(げん せいなん)
立教大学経済学部
〒171-8501 東京都豊島区西池袋3-34-1
Tel / Fax:03-3985-2333(内線2333)
E-mail:chn-yan@rikkyo.ac.jp
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