3/17(金)第4回「現代日本の経済制度」部会:成長モデル(Growth model)を考える:歴史・思想・新しい政治経済学

現代日本の経済制度部会では,進化経済学会・立教大会前日3/17の午後に,下記の要領で研究会を開催いたします。

今回は藤田菜々子先生にご著書『社会をつくった経済学者たち』について,遠山弘徳先生にBaccaro, Blyth, and Pontusson, eds., Diminishing Returnsに関して,それぞれご報告いただき,広くは成長モデル(VOCの新しい発展)をテーマに,理解を深めたいと思います。

オンラインも併用いたしますが立教大会での本大会と合わせて是非,対面でもご参加ください。

宜しくお願い致します。

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3/10(金)第5回「制度と統治」部会:『制度経済学講義』を読む

「制度と統治部会」2022年度第5回研究会を2023年3月10日(金)に開催いたしますので、ご連絡申し上げます。万障お繰り合わせの上、ふるってご参加くださいますようよろしくお願い申し上げます。

今月末、部会のメンバーによる制度経済学の教科書(藤田真哉・北川亘太・宇仁宏幸著『現代制度経済学講義』ナカニシヤ出版)が刊行されます。

私見ながら、この教科書では、J.R.コモンズ制度経済学とポスト・ケインズ派の知見を存分に活かし、また、マルクス派やレギュラシオン派などの知見も活用しながら、まず、制度経済学のものの見方や分析枠組みを提示することが試みられています。そのうえで、同書は、それらの枠組みを用いて現代資本主義を理解するための諸論点について独創的な分析を行うことで、制度経済学を学んで応用することの魅力を学生(そして研究者)に伝えることを目標とすべく執筆されました。

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2/25(土)第4回「制度と統治」部会:「政治経済学を教育するために」

近年本学会でも経済学教育に関する大会報告セッションが幾度となく組まれ、様々な議論がなされてきました。前会長の八木紀一郎氏は昨年、経済理論学会の機関誌『季刊 経済理論』において、欧米の経済学教育に関する論文を投稿され、話題を呼びました。また本学会の機関誌であるEIERにおいても、これまた八木前会長の呼びかけによる経済学教育の特集が組まれる予定です。

こうした経済学教育のあり方を巡る議論は、研究機関に属する研究者のみならず、市井の研究者の方たちにとっても大きな関心を引いています。一例を挙げるならば、昨年出版された前田裕之著『経済学の壁 教科書の前提を問う』(白水社)は、理論の詳細に踏み込みつつ、経済学教育のあり方に一石を投じる好著であり、異例の販売数を上げているとのことです。

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