2/25(土)第4回「制度と統治」部会:「政治経済学を教育するために」

近年本学会でも経済学教育に関する大会報告セッションが幾度となく組まれ、様々な議論がなされてきました。前会長の八木紀一郎氏は昨年、経済理論学会の機関誌『季刊 経済理論』において、欧米の経済学教育に関する論文を投稿され、話題を呼びました。また本学会の機関誌であるEIERにおいても、これまた八木前会長の呼びかけによる経済学教育の特集が組まれる予定です。

こうした経済学教育のあり方を巡る議論は、研究機関に属する研究者のみならず、市井の研究者の方たちにとっても大きな関心を引いています。一例を挙げるならば、昨年出版された前田裕之著『経済学の壁 教科書の前提を問う』(白水社)は、理論の詳細に踏み込みつつ、経済学教育のあり方に一石を投じる好著であり、異例の販売数を上げているとのことです。

こうした情勢を踏まえ、本部会では会員である鍋島直樹氏(名古屋大学)の執筆・翻訳による、経済学教育を巡る二冊の著作を取り上げ、それらの著作の書評を通じて、「政治経済学をどのように教えるべきなのか」について議論を深めたいと存じます。

つきましては、以下の日程で第4回部会を対面+オンライン併用で開催いたしますので、万障お繰り合わせの上、ふるってご参加くださいますよう何卒よろしくお願い申し上げます。研究会詳細を記載したチラシも添付いたしますので、ご参照ください。

研究会詳細

主催:「制度と統治」部会

日時:2023年2月25日(土)13時30分〜17時30分

場所:阪南大学 あべのハルカスキャンパス https://www.hannan-u.ac.jp/access/mrrf430000003cq1.html

第一セッション(13時30分〜15時)

鍋島直樹 著『現代の政治経済学』を評する

評者:西 洋(阪南大学 経済学部)

著者リプライ:鍋島直樹(名古屋大学 経済学部)

15時〜15時15分:休憩

第二セッション(15時15分〜16時45分)

ロバート・スキデルスキー 著『経済学のどこが問題なのか』を評する

評者:中原隆幸(阪南大学 経済学部)

訳者リプライ:鍋島直樹(名古屋大学 経済学部)

16時45分〜17時30分 全体ディスカッション

ZOOMのURLは以下の通りです。

https://kansai-u-ac-jp.zoom.us/j/92680063919?pwd=U3hjeFFIUUFMN1VlajN2Rm8wSkNyZz09

ミーティングID: 926 8006 3919

パスコード: 132702

なお、対面で参加される方におかれましては、会場に到着後、コロナ感染対策のために、入り口付近でアルコール消毒を済ませ、必ず受付にて個人票にご記入いただきますようご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

また、研究会終了後会場近辺で懇親会を予定しております。ご参加いただける方は2月17日(金)までに、中原(nakahara@hannan-u.ac.jp)へご連絡ください。

どうぞよろしくお願い申し上げます。