9/3現代日本の経済制度部会第3回研究会(SMTシンポジウム)のご案内

進化経済学会・現代日本の経済制度部会では本学会会員,塩沢由典先生,森岡真史先生,谷口和久先生が2019年に出版されたShiozawa, Yoshinori; Morioka, Masashi; Taniguchi, Kazuhisa, Microfoundations of Evolutionary Economics, Springer, 2019(通称:SMT)をめぐってシンポジウムを9月3日土曜日に東京で開催いたします。

このシンポジウムではSMTの3名の執筆者からその狙いや意義,進化経済学や経済学における課題などをご提起いただき,コメンテータからのコメントを交えながら,参加者間でSMTをどのように学び,活かし,あるいは批判していくのか,相互理解を深めていきたいと考えています。SMTをめぐっては,Evolutionary and institutional economics reviewでの井上義朗先生の書評,Review of evolutionary and political economyでのマーク・ラヴォアの書評,Metroeconomicaでも国内外の研究者によるシンポジウムが企画されるなど,国際的にも大きなインパクトを与えています。

本研究会では進化経済学のみならず,経営学,制度経済学,レギュラシオン理論,ポストケインズ派の価値と生産の理論,さらには産業連関を専門とされる先生方からSMTについてコメントをいただき,多方面から進化経済学をはじめ,今後の経済学について検討することを趣旨としています。あわせて,参加者のみなさまとの自由で広がりのあるディスカッションも通じて,この問題について考えてまいります。

感染症の第7波への突入が懸念されるところはありますが,いまのところは千葉商科大学サテライトキャンパスにて,対面形式を基調としてオンラインと併用したハイブリッド開催を予定しています(ただし,新型コロナウイルス感染症の状況により,オンライン開催となる場合があります)。

プログラムは下記の通りです。感染症予防に鑑みて収容定員を20名に限定して,先着順に参加を決めさせていただきます。対面でのご出席をご希望される方は,あらかじめ私(西)あてにメールでお申し出ください。宛先は

nishi@hannan-u.ac.jp

です。オンラインでのご参加は自由です。オンライン・サイトのアドレスは開催一週間前には本MLに送付いたします。奮ってご参加ください。

西

日時:2022年9月3日(土)10:50から18:00を予定

場所:千葉商科大学丸の内サテライトキャンパス

東京都千代田区丸の内3-1-1 国際ビル1階(お堀側)

https://www.cuc.ac.jp/access/satellite/index.html

テーマ:「Evolutionary economics after Microfoundation of evolutionary economics

□対面参加は20名限定(先着順),オンライン参加は自由

□新型コロナウイルス感染症の状況により,オンライン開催となる場合があります

報告者とタイトル(各プレゼン後に時間が余ればショートクエスチョンを受け付けます)

第1部

・10:50:はじめに

・11:00-11:30 塩沢由典(大阪市立大学)「経済学の基礎を問う」

・11:30-12:00 谷口和久(近畿大学)「SMT第6章『非線形と多数財』の再説およびシミュレーションプログラムについて」

・12:00-12:30 森岡真史(立命館大学)「進化経済学の基礎としての数量調整理論」

休憩1時間

第2部

・13:30-14:00 生稲史彦(中央大学)「経済学と経営学の補完関係—研究課題と研究アプローチ」

・14:00-14:30 磯谷明徳(下関市立大学)「進化経済学における「制度」問題を再論する:社会制度経済学の立場から」

・14:30-15:00 植村博恭(横浜国立大学)「レギュラシオン理論とポスト・ケインジアン理論の補完的発展:制度・進化的「成長レジーム」分析の観点から」

・15:00-15:30 黒瀬一弘(東北大学)「進化経済学の未来:ポストケインジアンの立場から」

・15:30-16:00 吉岡努(東洋大学)「進化経済学の視点に基づく多部門モデル:産業連関分析との比較」

休憩10分

第3部

・16:10-17:40 SMTの執筆者からのリプライ&フロアも交えた総合ディスカッション

司会:原田裕治(摂南大学),西洋(阪南大学)