企業・産業の進化研究部会・研究会のご案内(11/26 水曜日 18時30分開始)
2025年11月26日(水)に進化経済学会・部会の「企業・産業の進化研究部会」を開催いたします。
つきましては、下記の通り案内申し上げます。
当日飛び入りでのご参加も大歓迎でございます(参加費無料)。
何卒宜しくお願い申し上げます。
—記—
■日時:2025年11月26日(水) 18:30-20:30
■場所:東京大学ものづくり経営研究センター(MMRC)
東京大学経済学研究科 学術交流棟(小島ホール)5階(中会議室)
地図:https://merc.e.u-tokyo.ac.jp/mmrc/access/index.html
■研究発表
報告者:稲水伸行(東京大学大学院経済学研究科 准教授)、稲田昂弘(京都先端科学大学経営学科 准教授)、坂平文博(大阪工業大学 准教授)
報告タイトル:「学習範囲とノイズのある経験からの暗黙的プロセス知識の創造」
要旨:優れた営業担当者や顧客サービススタッフは、反復的な実践を通じて最適な行動の順序と流れ(暗黙的プロセス知識)を体得する。本研究は、成功経験には正しい行動と誤った行動が混在し、ノイズを含むという前提のもと、どの範囲の経験から学習すべきかという「学習スコープ」の概念を提案する。シミュレーション分析の結果、学習範囲が狭すぎても広すぎても効果は低下し、中程度の範囲が最適であること、また学習初期には狭い範囲、成熟期には相対的に広い範囲が有効であることが示され、経験の質と量のバランスが暗黙的プロセス知識創造の鍵となることが明らかになった。
以上
福澤光啓 (Mitsuhiro FUKUZAWA)