制度と統治部会(ドラルキエ先生研究会)

進化経済学会会員の皆様
大阪市立大学の立見と申します。
10月8日から25日にかけて、阪南大学産業経済研究所がコンヴァンシオン経済学のギエメット・ドゥラルキエ先生(フランス・リール大学)を招聘されます。
つきましては、下記の通り、進化経済学会「制度と統治部会」が東京と大阪で研究会を開催いたします。
コンヴァンシオン経済学は、制度派経済学のなかでもとくに規範的価値の多元性と行為者間のコーディネーションにおける事物の役割に着目するアプローチになっています。経済学、社会学、認知科学などが交差する学際性を特徴とします。ドゥラルキエ先生は、コンヴァンシオン経済学の第二世代として、進化ゲーム理論等の手法を用いて労働経済学分野を中心にコンヴァンシオン経済学の深化に貢献されてきました。バティフリエ編『コンヴァンシオン理論の射程』昭和堂、2006は、ドゥラルキエ先生を含む第二世代によってまとめられた教科書です
コンヴァンシオン経済学の最近の動向とドゥラルキエ先生のご研究内容については、下記サイトを御覧ください。
https://conventions.hypotheses.org/the-economics-of-convention (コンヴァンシオン経済学について)
https://conventions.hypotheses.org/category/interviews (ドゥラルキエ先生へのインタビュー)
奮ってのご参加、お待ちしています。
①専修大学(東京)
日時:2018年10月19日(金)15:00〜18:00
場所:専修大学神田キャンパス1号館8階8B会議室
報告:Guillemette de Larquier 「Valuation and Matching: A Conventionalist Explanation of Labor Markets
②阪南大学(大阪)
日時:2018年10月22日(月)13:00〜17:00
場所:阪南大学あべのハルカスキャンパス
報告:Guillemette de Larquier 「Are conventions solutions to uncertainty? An introduction to Economics of convention
なお、専修大学でのご報告は、労働経済学へのコンヴァンシオン経済学の応用的研究について、阪南大学はコンヴァンシオン経済学入門として同理論の経済学における位置付けを中心にお話しいただく予定です。それぞれのベースとなる論文を添付いたします。
研究会終了後に懇親会を予定しています。こちらもふるってご参加ください。
立見淳哉