企業・産業の進化研究部会・研究会のご案内(10/8 水曜日 18時30分開始)

2025年10月8日(水)に進化経済学会・部会の「企業・産業の進化研究部会」を開催いたします。
つきましては、下記の通り案内申し上げます。
当日飛び入りでのご参加も大歓迎でございます(参加費無料)。
何卒宜しくお願い申し上げます。

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第27回アメリカ経済思想史研究会(11/1)開催のお知らせ

今年度のアメリカ経済思想史研究会についてご連絡いたします。今年度は、11/1(土)に日本大学経済学部(水道橋校舎)で対面にて開催いたします。午前中から開始します。

開場設営の関係上、ご参加の方は下記のフォームからお申し込みください。そのさい、懇親会への参加を希望される方は、10/20(月)までに必ず同フォームから出席についてお知らせください。
https://forms.gle/WdbovEV9cAw2vRBT9

ご多忙のこととは存じますが、ふるってご参加ください。

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2025年度学会賞・奨励賞決定

2025年9月13日に開催された理事会において、第10回進化経済学会学会賞を有賀裕二会員に、また第6回進化経済学会奨励賞を赤木茅、王陽雨子両会員に贈ることが決定されました。受賞者のみなさまおめでとうございます。来春3月の大会において授与式と受賞記念講演が行われます。

以下に授賞理由とともにお知らせいたします。(学会賞のページにも掲載しています。)

【学会賞】

 有賀 裕二 会員

対象著作:Yuji Aruka, Evolutionary Economics. Springer 2024

本著は有賀氏の40年以上にわたる学術的探究の成果であり、進化経済学の異形的な教科書でもある。主流派経済学の思想的限界を理想状態を追い求めるプラトン的なものとし、それを乗り越える理論的枠組みとして「アリストテレス的アーキテクチャ」を構築・提唱している。

 アリストテレス的アーキテクチャを実現するにあたって、古典的な著作だけでなく、複雑系経済学やネットワーク科学といった近年に発展が著しい諸科学の手法を統合し、古典的問題に新しい光を当てた。

【奨励賞】2点

 赤木 茅 会員

対象著作:Kaya Akagi, “What does e-invoice data bring to SNA and real-time economy?”, Journal of Economic Structures, Vol. 13, Article 15 (2024)

本論文は、電子インボイス(e-invoice)データの活用によって、国民経済計算体系(SNA)およびリアルタイム経済(RTE)の構築に新たな可能性を提示するものであり、進化経済学の方法論的革新に資する優れた研究成果である。特に、経済統計のリアルタイム化に向けた構想力、交換代数(Exchange Algebra)による記述、制度的・技術的課題への包括的視野、実務応用への展望と国際的意義の点で理論的・実務的貢献が顕著であると評価した。

本研究は、若手研究者による挑戦的かつ独創的な試みであり、進化経済学の理論的深化と制度的応用の架橋を目指す姿勢は、奨励賞の趣旨に合致すると高く評価された。

 王 陽雨子 会員

対象著作:Yangyuzi Wang, “Stability of price and quantity to a long-run equilibrium: a dynamic Leontief model with bounded rationality,” Evolutionary and Institutional Economics Review, Vol. 21, pp. 349–372 (2024)

本論文は、投入産出モデルにおける価格と数量の動学的安定性という古典的課題に対し、資本の不完全活用と限定合理性を導入することで、従来の「二重安定性の逆説」を乗り越える新たな理論枠組みを提示した。特に、価格と数量の調整過程を分離し、それぞれに異なる学習メカニズムを導入することで、経済主体の期待形成と行動を進化的に捉えるアプローチは、進化経済学の方法論的多様性と制度的リアリズムを体現したものである。

また、Morishima、Aoki、Shiozawaらの先行研究との批判的対話を通じて、固定資本の扱いや技術選択の問題に新たな視座を提供しており、今後の発展可能性も大いに期待される。数理的厳密性と経済的直観を両立させた本研究は、若手研究者による挑戦的かつ独創的な成果として高く評価された。

9/18(木)「北海道・東北部会」14:30から

お世話になっております。宮城大学の宮﨑と申します。ご案内が遅くなってしまい,大変申し訳ございません。下記のスケジュールで,研究会を開催予定です。

日時:2025年9月18日(木)14:30-17:00

場所:北海学園大学(豊平キャンパス) 7号館D40教室

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10/24(金)「現代日本の経済制度部会」第2回研究会

現代日本の経済制度部会第2回研究会(名古屋大学大学院経済学研究科・課題設定型ワークショップ「社会経済研究」との共催)

日時:10月24日(金)14時45分~17時30分 
場所:名古屋大学東山キャンパス・経済学部棟4階演習室416
https://www2.soec.nagoya-u.ac.jp/access

14時45分~15時15分:植村博恭(横浜国立大学名誉教授)「山田鋭夫「ウェルビーイングの経済学」・平野泰朗「プラットフォーム資本主義論」の画期的意義:市民社会認識とレギュラシオン国際共同研究の観点から」

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9月13日(土)オンライン講演のご案内(観光学研究部会)

お世話になっております。長崎大学の深見です。
『観光と地域Ⅱ-現場にまなぶ観光のかたち』出版記念オンライン講演を下記および添付の内容にて開催いたします。

参加ご希望の方は、深見 satoshifukami@gmail.com までおご連絡ください。
折り返し、当日のZoomリンクをお届けいたします。

■日時 9月13日(土) 13:30-15:00
■参加費無料
■定員 20名様

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9/16(火)「制度と統治部会」のお知らせ

2025年度進化経済学会第一回「制度と統治」部会を以下の要領で開催いたします。万障お繰り合わせの上奮ってご参加ください。

なお、遠隔でのご参加も歓迎いたします。下記のURlをご利用ください。

日時:2025年9月16日(火)14時から17時半

場所:阪南大学 あべのアルカスキャンパス(あべのハルカス23階)第一セミナー室

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【報告募集】2025年度進化経済学会北海道・東北部会について

お世話になっております。北海道・東北部会事務局の宮﨑と申します。
このたび,下記の日程にて,北海道・東北部会を開催予定です。

日時:2025年9月18日(木)13:30-17:30(予定)
場所:北海学園大学 7号館D40教室

現在,報告に空きがございますので,もしご希望される方がいらっしゃいましたら,9月5日(金)までに,私(宮﨑)宛にお知らせください。
プログラムができましたら,改めてご案内させていただきます。
なにとぞよろしくお願いいたします。

宮﨑義久(frontier-spirit-21-y.m@nifty.com

28年度科研「審査区分表」について【パブリックコメントは9/7まで!】

2028年度科研費公募のための「審査区分表」の見直しが、日本学術振興会より提起され、審査小区分の内容の例から、進化経済学も削除されようとしています。それに対するパブリックコメントが9月7日締切で募集されています。

まず、変更内容は文科省の次のページで公表されています。

 https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/1385136_00007.htm

令和10年度科学研究費助成事業(科研費)の公募から適用する「審査区分表」等に関する意見募集について – 文部科学省令和10年度科学研究費助成事業(科研費)の公募から適用する「審査区分表」等に関する意見募集について 科学技術・学術審議会学術分科会科学研究費補助金審査部会では、平成30年度科学研究費助成事業より審査において活用され、令和4年に改正された審査希望分野の分類表である「審査区分 …www.mext.go.jp

ポイントは、ここにある「別添_審査区分表改正案(新旧対照表)」で、(1)9〜10ページ。

審査小区分にあった、07020「経済学説および経済思想関連」を削除し、 審査小区分07010を「理論経済学および経済思想関連」と改名して統合(2)9ページ。

統合された新たな審査小区分「理論経済学および経済思想関連」の「内容の例」からもとの(学説・思想)区分にはあった「進化経済学」「経済制度」「経済体制」を廃止し、「社会経済学」「経済学説」「経済思想」「経済哲学」を追記というところで、懸念されることは

直接的には

・科研申請に記入するキーワードに「進化経済学」がなくなること(他に申請の際に関係しそうな、非標準的なキーワードも)

ですが、関連して

・審査小区分の統廃合によって、用意される審査委員の構成や選考方法が、いままでよりもいっそう標準的な経済学に寄ったものとなり、結果として選考の幅・多様性が制度的に減殺される可能性が大きいことは、日本における学問としての経済学研究の土壌を損なうものとして問題があります。

リンク先にある「科研費審査区分表及び審査方式の見直しに当たっての基本的考え方」では、言葉としては「多様性」が強調されていますが、採択率の高い審査区分に応募が集まる傾向がある以上、応募件数が少ないことをもって審査区分の統廃合を進めるならば、そのフィードバックループの結果は自明だからです。

この「見直し」に対する9月7日(日曜)を締切とするパブリックコメントが次のリンクで求められています。

 https://forms.office.com/Pages/ResponsePage.aspx?id=sBBYVMs2kEKJJkjbwPnpLzpE50zi9oBHpZYcexToj85UMEU4QzNJWjJUOU1RTDVORVhVNlNURUFERS4u

なお、上記フォームでは、

1ページ目で、氏名・所属機関の種類・所属機関名・職種・職名・研究分野・メールアドレス、が必須項目として、年齢、電話番号、が任意項目として、入力が求められ、必須項目を入力すると、2ページ目で、「大区分」、「中区分」、「小区分」、「内容の例」のそれぞれについて、区分番号を入れた上で、意見を書き込むようになって、「送信」するつくりになっています。

10年ほど前にふりかかった参照基準問題を思い出させるような話ですが、会員の皆様におかれましては、これ以上わが国の学術が多様性を失い、先細りしてしまわないよう意見表明という形でご協力くださいますようお願いいたします。

進化経済学会事務局(会長) 吉田雅明 拝

8/30観光学研究部会からのお知らせ

観光学研究部会の井出でございます。直前のご案内で恐縮ではございますが進化経済学会観光学研究部会は観光経済経営研究会および日本観光学会中部支部と合同で以下の研究会を開催する運びとなりました。今回は現地名古屋会場の他にZoomによる同時配信も行われます。
詳細は部会ホームページをご覧ください。

https://sites.google.com/site/evolutionandtourism

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