2/25(土)第4回「制度と統治」部会:「政治経済学を教育するために」
近年本学会でも経済学教育に関する大会報告セッションが幾度となく組まれ、様々な議論がなされてきました。前会長の八木紀一郎氏は昨年、経済理論学会の機関誌『季刊 経済理論』において、欧米の経済学教育に関する論文を投稿され、話題を呼びました。また本学会の機関誌であるEIERにおいても、これまた八木前会長の呼びかけによる経済学教育の特集が組まれる予定です。
こうした経済学教育のあり方を巡る議論は、研究機関に属する研究者のみならず、市井の研究者の方たちにとっても大きな関心を引いています。一例を挙げるならば、昨年出版された前田裕之著『経済学の壁 教科書の前提を問う』(白水社)は、理論の詳細に踏み込みつつ、経済学教育のあり方に一石を投じる好著であり、異例の販売数を上げているとのことです。
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