12/26:「制度と統治」部会&「現代日本の経済制度」部会共催

テーマ:迷走する日本銀行

報告者:服部茂幸(同志社大学)

日時:2021年12月26日(日曜日)14:00~17:00

会場:Zoom会議・URL:https://rikkyo-ac-jp.zoom.us/j/82010725787?pwd=MDRLWWNmSHRpVHhIaS9jR2ZReXlZUT09

ミーティングID: 820 1072 5787
パスコード: 586644

参加自由・事前予約不要


報告要旨: 「事実の核心として、連邦準備制度は正しいことを正しい方法で正しい時に行うべきだというキラキラした一般論についてのみ合意がある。正しい時と正しいことをいかに知るかについての合意はない。一度合意をテストすると、合意の見せかけは溶解する」(Friedman, 1969, p.209)。 二一世紀の初めには、新しいマクロ経済学の合意という金融政策についての合意があった。それは、金融政策は短期利子率の操作によって、インフレ率を二%程度に安定化させなければならないというものだった。それが達成できれば、実体経済も自ずから完全雇用の水準で安定化するとされていた。この合意の大部分はフリードマンの経済学に依拠している。これが正しいとすると、世界金融危機が起こり、その後、アメリカと世界の経済が停滞するということはあり得ない。 ところが、二〇〇八年には世界金融危機が起き、その後、アメリカと世界の経済は停滞する。主流の経済学では理論的に起こり得ないとされてきたことが、起こったのである。こうして世界金融危機においても、見せかけの合意はテストによって不合格となり、溶解した。失敗はこれで終わりではない。FRBなどのアメリカの政府は、危機後、アメリカはV字回復を遂げると予想した。実際はL字回復に留まっている。今度は理論的に起きるとされていたことが起きなかった。 日本では、一九九〇年代以来、長期停滞が続いている。リフレ派というと一部の経済学者は、その理由は日本銀行が金融を十分に緩和せずに、デフレを放置していることにあると主張していた。そして、二〇一三年、黒田東彦が日本銀行総裁となり、リフレ派の理論にしたがった金融政策を行う。その後、八年以上が経過しているが、日本の消費者物価上昇率が目標の二%に達する見込みは全くない。再び、理論的に起こるとされていたことが、起こらない。 誤った経済学を捨て、正しい経済学を築き、広めていくことは、我々経済学者の責務と言えよう。(服部茂幸『グローバル金融資本主義の危機―混迷の世界と経済学』(近刊)草稿より抜粋)

11/21:現代日本の経済制度部会のご案内

日時:11月21日14:30〜17:50

司会:原田裕治(摂南大学)

テーマ:「現代資本主義の多様性とレジリエンスを考える」

14:30〜:はじめに

14:35〜16:05:第一報告(報告50分・ディスカッション40分)藤田菜々子(名古屋市立大学)

「ミラノヴィッチ『資本主義だけ残った』の諸論点とレギュラシオン理論」

5分の休憩

16:10〜17:40:第二報告(報告50分・ディスカッション40分)西洋(阪南大学)

「経済的レジリエンスに関する諸研究:概念と測定を中心に」

17:40〜:まとめと連絡

研究会サイト

https://researchmap.jp/read0143958/research_blogs

Zoomサイト—

トピック: 現代日本の経済制度部会
時間: 2021年11月21日 02:30 PM 大阪、札幌、東京
Zoomミーティングに参加する
https://us02web.zoom.us/j/84051828133?pwd=d2pMcUt5TXZqVmh4OFAvQVZFMDMzZz09
ミーティングID: 840 5182 8133
パスコード: EPA0UQ

連絡先

Hiroshi Nishi, Ph,D.

Professor, Hannan University

A:5-4-33, Amami Higashi, Matsubara, Osaka 580-8502, Japan

E: nishi@hannan-u.ac.jp

10/31「制度と統治」部会&「現代日本の経済制度」部会共催

テーマ公正社会と適正価値の実現から離れてゆく日銀の金融政策

日時:2021年10月31日(日曜日)14:00~17:00

会場:Zoom会議

・URL:https://rikkyo-ac-jp.zoom.us/j/3171936289?pwd=QTRmbHdLUWZDN3RQTmRubk9qdERqQT09

ミーティングID: 317 193 6289
パスコード: 4MLw4f

プログラム

・14:00~14:50 第一報告 宇仁宏幸(追手門学院大学経済学部):「J.R.コモンズの適正価値論の再評価―現代政治哲学の議論を踏まえて」

・14:50~15:30 質疑応答

・15:30~16:20 第二報告  服部茂幸 (同志社大学商学部):「迷走する日本銀行」

・16:20~17:00 質疑応答

連絡先:

厳 成男(げん せいなん)立教大学経済学部
〒171-8501 東京都豊島区西池袋3-34-1
Tel / Fax:03-3985-2333(内線2333)
E-mail:chn-yan@rikkyo.ac.jp

観光学研究部会からのご案内

進化経済学会会員の皆様 

観光学研究部会の出口竜也@和歌山大学でございます。 

次回研究会のご案内をさせていただきます。


今回は、『地域資源を活用した商品開発』をテーマに、

出口の問題提起とコーディネートによる報告セッションを行います。

広島と和歌山の地でそれぞれ地場産品を活用したお菓子や

クラフトビールづくりを実践するお2人の実業家の方をお招きし、

その取り組みをお聞きするとともに、大いに意見交換を行いたいと

考えています。 

Zoom開催ですので、皆様奮ってご参加ください。 

詳しくはこちらのリンクをご覧ください。 

https://sites.google.com/site/evolutionandtourism/

***以下リンク先のダイジェスト****

進化経済学会観光学研究部会第47回研究会 

報告者1  和歌山大学観光学部教授 出口 竜也 氏 

「地消地産による地場産品開発と情報伝達」 

報告者2  Pasión(パシオン)・ パティシエ 山脇 節史 氏 

「六島で感銘を受けたれもんの出会いとお菓子づくり」 

報告者3  株式会社吉田代表取締役

       和歌山大学大学院観光学研究科 吉田 友之 氏 

     「特産品を活用した地域内連携と観光振興 

              ~クラフトビールを事例に~」 

日時 :2021年9月22日(水曜日)15:00-17:30  

場所 :Zoomによるライブ配信 

(接続情報はお申込の方に、開催当日までにお知らせします) 

申込締切 2021年9月19日 23:59まで 

*今回は進化経済学会学会員とその紹介者がご参加いただけます。 

ハンドリングの都合上、上限80名とさせていただいております。 

参加希望の方は こちらのリンクからお申し込み下さい。 

https://forms.gle/9tm8rbK8Yn2ATjE69

********************

出口 竜也(DEGUCHI Tatsuya)

和歌山大学観光学部観光学科

観光学研究部会より研究会のお知らせ

進化経済学会の皆様
観光学研究部会の井出でございます
進化経済学会観光学研究部会では
6月16日水曜日 18:30から国立歴史民俗博物館・プロジェクト研究員 川邊咲子氏をお招きして
「地域民具コレクションの経緯、現状と課題:能登地域を事例に」
と題したセミナーを開催いたします。

関心を持たれた方はお気軽に下記からお申し込みください。
https://sites.google.com/site/evolutionandtourism/
よろしくお願い申し上げます。
***以下開催情報***第46回研究会が確定しました

国立歴史民俗博物館・プロジェクト研究員 川邊咲子氏

「地域民具コレクションの経緯、現状と課題:能登地域を事例に」

今回は文化資源学の専門家をお招きして、能登の新しい魅力を探ります。

川邊先生からのご案内:かつて暮らしの中で使われていた「民具」は、その役割を終えた後、全国各地において収集・保存されてきました。しかし、そうした地域民具コレクションの多くは活用されず死蔵状態もしくは消失の危機にあり、今後いかに地域社会において活用・保存していくかが課題となっています。そもそもなぜ民具は収集され、そして今消失の危機に瀕してしまっているのか。石川県能登地域を事例に、そうした疑問についてモノの機能や社会的な価値という点から問い直し、これからの民具コレクションの保存と活用について考えたいと思います。

日時 2021年6月16日(水曜日)18:30-19:30              

場所 Zoomによるライブ配信
(接続情報はお申込の方に、開催当日お知らせします)

申込締切 2021年6月14日 23:59まで

〒920-1192 石川県金沢市角間町

金沢大学国際基幹教育院 
准教授 井出 明:博士(情報学)
Tel +81+76+264+5810   Fax +81+76+234+4170
email: akiraide@gakushikai.jp
Akira Ide,Ph.D   
Associate Prof.
Institute of Liberal Arts and Science
Kanazawa Univ. 
Kakumacho Kanazawa City, Ishikawa Pref.
Japan Postal Code 920-1192

進化経済学会特別シンポジウム:感染リスクフリーの経済対策を考える

趣旨:新型コロナウィルスの爆発的感染が続く中で、感染対策と並行して行うべき経済対策について改めて問い直すことが求められています。経済対策そのものが人流を増加させ感染を拡大させるとしたら、経済対策はどうあるべきなのか。感染対策と経済対策の相反するトレードオフ関係を超え、感染リスクフリーの経済対策を策定・実行する事が求められています。本シンポジウムではこの喫緊の課題について議論を深め具体的な施策へ向けての議論を喚起することを目的とします。

日時:2021年1月23日土曜日 オンライン会場 12時半会場

プログラム予定:
12:20  Zoom開場 (飲食をしながらお気楽にご参加ください)
12:30  西部進化経済学会会長の挨拶


12:40  シンポジウムの進め方について 出口弘 東京工業大学大学


12:45―13:00 挨拶「パンデミック対策と“パンデミック経済学”への期待」斎藤智也 国立感染学研究所感染症危機管理研究センター長


13:00−14:00 提題「新型コロナに対する感染リスクフリーの経済対策」出口弘 東京工業大学

14:00―14:40 「国民経済の動向」長谷川秀司 内閣府経済社会総合研究所

14:40―15:20 「コロナ禍における倒産件数と失業者予測」大里隆也 滋賀大学データサイエンス学部


休憩:15:20−15:40 一時的にZoomを停止して録画の前半部分を回収します。

15:40―16:20 「感染症時代のサプライチェーンとデジタル製造」藤本隆宏 東京大学


16:20―17:00 全体の総括 八木紀一郎 京都大学名誉教授

17:00―18:00 全体質疑+パネル討論 司会 西部会長


1月31日(土)_合同部会開催(web)のお知らせ/

会員の皆様

制度と統治部会,および,制度とイノベーションの経済学部会は,以下のように合同部会研究会を開催します.

少し早いですが,お知らせいたします.ふるってご参加ください.

なお,オンラインの接続などの詳細は,追って連絡させていただきます.

                記

進化経済学会 制度とイノベーションの経済学部会・制度と統治部会 研究会

北川亘太・比嘉夏子・渡辺隆史『地道に取り組むイノベーション』(ナカニシヤ出版) 合評会

日時:2021年1月31日(日曜日)13時~16時 オンライン開催

著者:

北川亘太氏(関西大学)

評者:

生稲史彦氏(中央大学)

梶丸岳氏(京都大学)

 以上、よろしくお願い致します。立命館大学産業社会学部 江口拝

現代日本の経済制度部会

進化経済学学会の皆様,

お世話になります,阪南大学の西洋と申します。
本学会・現代日本の経済制度部会では,研究会を9月20日にオンライン(ZOOM)で下記の通り実施します。
進化経済学会オータムカンファレンスの翌日になります。
ご参加をご希望の方は,9月13日までに西(nishi@hannan-u.ac.jp)あてにご連絡ください。
当日のZOOM会議場に入るためのサイトアドレスとパスワードをお送りいたします。
奮ってご参加いただきますよう,どうか宜しくお願い致します。


日時:2020年9月20日(日),13:30~17:30(進化経済学会静岡オータムカンファレンスの翌日です)
場所:ZOOM

テーマ:「現代資本主義の制度・進化・多様性」
はじめに(兼接続テスト):13:30~13:40
第1報告:13:40~14:50(うち討論30分)
池田毅(立教大学)「失業,労働規律,有効需要」

第2報告:14:50~16:00(うち討論30分)
田原慎二(千葉商科大学)「マクロ経済分析における多部門性について 」

20分休憩

第3報告:16:20~17:30(うち討論30分)
西洋(阪南大学)「技術変化,所得格差,経済成長:動学的二部門カレツキ・カルドア・アプローチ」

17:30:まとめと今後の確認

観光学研究部会からのご案内

進化経済学会会員の皆様
観光学研究部会の井出でございます。
次回研究会のご案内をさせていただきます。
今回は経済地理学の専門家をお招きし、醤油製造という地場産業から地域を見ていきます。
Zoom開催ですので、皆様奮ってご参加ください。
詳しくはこちらのリンクをご覧ください。
https://sites.google.com/site/evolutionandtourism/

***以下リンク先のダイジェスト****
進化経済学会観光学研究部会第44回研究会
招待講演
熊本学園大学准教授 髙木 亨氏
「北陸の醬油、甘いかしょっぱいか」
今回は経済地理学の専門家をお迎えし、
 醤油という地場産業から地域について考えていきます 
講師からのご案内:みなさんお馴染みの調味料であるお醬油。どこのお醬油を使っていますか?またどのように使っているでしょうか?北陸・金沢のお醬油を中心に、北陸のお醬油についてその地域的な特徴をみていきましょう。身近なお醬油を見つめ直してみませんか。
日時 2020年9月17日(木曜日)18:30-19:30
場所 Zoomによるライブ配信 
    (接続情報はお申込の方に、開催当日お知らせします)
申込締切 2020年9月15日 23:59まで
参加申込はこちらのリンクからお進み下さい。
https://docs.google.com/forms/d/1iIsWILvQZNb0xKJJ2HYFYxN3NU8Sb7vOj5RdOK8tkKc/viewform
ハンドリングの都合上、上限80名とさせていただいております。
今回は学会員以外の方もご参加いただけます。
※第44回研究会は、サントリー文化財団“学際としての「北陸学」の構築を目指して”の助成を受けています

〒920-1192
石川県金沢市角間町
金沢大学国際基幹教育院 
准教授 井出 明:博士(情報学)

3月4日(水)進化経済学会「企業・産業の進化研究部会」開催案内

進化経済学会会員各位

いつも大変お世話になっております。東京大学MMRCの黄でございます。
さて、来たる3月4日(水)に開催されます進化経済学会・部会の「企業・産業の進化研究部会」につきまして、下記の通り案内申し上げます。
当日飛び入りでのご参加も大歓迎でございます(参加費無料)。
何卒宜しくお願い申し上げます。
                                      ―記―
■日時:3月4日(水) 18:30~20:00
■場所:東京大学ものづくり経営研究センター(MMRC)
     東京大学経済学研究科 学術交流棟(小島ホール)5階(中会議室)
■研究発表
<発表者>
Prof.John Paul MacDuffie
The Wharton School, University of Pennsylvania
<発表タイトル>
「Why ‘Autos Plus Tech’ Is the Best Path for Automated Vehicles」
<発表要旨>
For more than a century, the business of moving people has been dominated by the automobile, with major automakers manufacturing vehicles and selling them to consumers. It has always been a capital-intensive business with extremely low margins. Now this business is on the cusp of dramatic technological change. A new vision has emerged where mobility is a service, enabled by automated vehicles (AVs) that are accessed on demand and operate without the need for human drivers. The new entrants — which include tech giants Google and Apple, ride-hailing pioneers Uber and Lyft, and suppliers such as Nvidia and Mobileye — have technological expertise, ready access to engineering talent, and deep venture-capital pockets on their side. Many observers, including prominent Wall Street analysts, think tech challengers from Silicon Valley will have the upper hand over auto companies.
In our view, however, that outcome is by no means assured. The most important question isn’t “Who will win?” but “How do you win?” Having studied the history of supply chains, the dynamics of competition and value migration, and the diffusion of new technologies in the automotive industry (and other manufacturing sectors), we think the future of mobility isn’t autos versus tech, but autos plus tech, based on collaborations that weave together products, services, and business models to meet the needs of individual users across wide-ranging use cases.
ご多用のところ恐れ入りますが、皆様のお越しを心よりお待ちしております。